「ライフイベント表の作り方」

ライフイベント表の作成には表計算ソフトを使用すると便利です。作成時には重要な項目を書き出しておいて、表の中に見落としなく入れるようにしましょう。

 

まずは長期的な視点を持って作成してみましょう。時間は年単位が良いでしょう。収入は手取り年収、支出は実際の支出をもとに考えるとわかりやすいでしょう。ポイントはあまり深く考えこまないこと。始めから完全なものはできません。まずは収支の全体像をつかむように心がけましょう。

 

時系列で考える上で家族の情報は欠かせません。家族の年齢の一覧や、ライフイベントである、こどもの進学、就職、結婚、夫婦の定年。また、両親の状況、介護の状況なども想定して記入すると、常に家族の存在を意識することができます。

 

大切なのは時々見直すこと。一年に一度は見直すべきです。お正月などの節目の時期を利用して、過去の一年を振り返り、新しい年を迎えるための、家族のイベントにするのも良いかもしれません。

 

 

年代別ライフプランとマネープラン
ライフプランに合わせたマネープランを、年代別に考えてみました。人によってライフイベントは様々ですが、多くは共通しています。代表的なライフイベントと、そのマネープランについて確認してみましょう。

 

 

20歳代のマネープラン

人生の節目で変わるライフプラン。状況の変化によって、マネープランも変わります。まずはライフプランニングの出発点となる20歳代を考えます。

 

自己投資と貯蓄
就職と同時に始まるのが将来への準備。初めて手にするお給料をどのようにするか。最初の心構えが大切です。

 

社内人脈作りと言いながら、毎晩飲み歩く人もいますが、それが出世につながったのも終身雇用制度が機能していたころのお話。もはや、現在の上司がその後も上席であり続ける時代ではありません。

 

20歳代は学習の時期。仕事で必要な知識、経験を積み重ねる時です。目標を定め、次のステップに向けて、今学ぶべきことを考えましょう。

 

将来を見据え、自己投資出来るのがこの時期。研修会、講習会、勉強会など、必要なものはコストではなく投資と考えましょう。その投資が後々何倍にもなって返ってきます。

 

 

 

20歳代は自己投資
貯蓄は子供が出来るまでに結婚して子供が出来ると急に支出が増えます。結婚の時期にもよりますが、子育て中の30歳代から40歳代は余程の高収入でもない限り貯蓄が難しくなります。
また家を購入する場合、頭金が必要です。数百万円もの頭金は計画的に準備しなければすぐには貯まりません。

 

実は結婚前の20歳代が一番貯蓄ができる時期。この時期にお金を大切にする姿勢を身につけ、貯蓄を始めることができれば、30歳代、40歳代で様々なマネープランを考えることが出来るようになります。

 

 

長期投資を意識する

20歳代は給与水準が低い代わりに、長い運用期間が残されています。結婚前であれば子供が中学に入る時期を考えても、最低十年以上の時間をかけて運用することが出来ます。

 

基本的な貯金は必要ですが、ある程度の金額を確保したあとは、株、投資信託などのリスク性商品を試してみましょう。その経験の中から自分なりのルールを見つけることが出来るでしょう。相場の変動に過剰反応してしまうタイプなのか、平常心が保てるタイプなのか。新たな自分を発見出来るかも知れません。

 

天引き貯金
お勧めなのは、毎月一定額を積み立てる方法。自分の給与から毎月定額を貯蓄に回し、残金で生活するようにしてみましょう。
必要なものを差し引いた残りを貯金するのではなく、収入から決まった金額を支出に優先して貯めるのがポイントです。
積立方法は様々です。最近は銀行で積立保険、投資信託など様々な商品が購入できるようになりました。興味のある商品があれば、金融機関で理解、納得できるまで質問することをお勧めします。
積立の自動化を心がける
住宅
不動産価格が右肩上がりだった時代。土地神話が生きていた頃は、20歳代で結婚後に、マンションを購入。子供が増えて部屋が必要になる頃、一戸建てに買い替えというのが理想とされていました。
しかし、それも過去のお話。これからの住宅事情を決めるのは、人口減による住宅需要の低下と老朽化した物件の行方です。買うか借りるか。これからの20歳代にとって、大きなテーマとなりそうです。

 

投資
リスク性商品で投資を考えた場合、どのような選択肢があるのでしょう。
手軽に始められるのが投資信託。ネット証券会社で申し込むと家で簡単に購入することができます。まずは地道に投資信託で定額の積み立てから始めてはいかがでしょうか。
ドルコスト平均法など、リスク分散の方法については、運用をしながら徐々に知識を身につけていくのが良いでしょう。

 

保険
自動車保険、火災保険などを別にすれば、結婚前の 20歳代にとって、保険は実感のわかない遠い存在です。
ただ、一度病気になると生命保険は加入が難しくなります。将来に備えて、少額でも死亡保障には加入しておくのがよいでしょう。
20歳代でも結婚して子供ができた後は、状況が異なります。家族が困らないように、しっかりと将来を見据えてプランを考える必要があります。

 

30歳代のマネープラン

仕事を覚え企業の中堅社員となる30歳代ですが、プライベートではシングル、夫婦二人、子育て世帯と状況は様々。そんな30歳代のマネープランについて考えます。
シングルのマネープラン
堅実に貯蓄を続けた人なら、年収程度の貯蓄は出来ている頃。これを元手に将来のマネープランを真剣に考える時期がやってきます。
独身であれば、支出を意識して抑え始めるころ。定年後をどう生きるか。ちょっと早い気もしますが、長期的なライフプランを考えることが大切です。
現在独身でも、今後結婚して子供が生まれるとすれば、大学進学の頃にはちょうど定年を迎えているかもしれません。
また、親の介護も気になります。50代、60代で迎える親の介護は精神的にも肉体的にも重い負担になります。
いずれにしても、今から出来る対策は貯蓄です。独身時代は給与が増えると、比例して支出も増えるものです。意識して節約する心がけが求められます。
老後資金を今から貯めるなら、投資信託や年金型保険などが候補となるでしょう。20年以上の時間をかけてゆっくり育てる気持ちが大切です。短期的な増減に振り回されるのではなく、気長に待つ姿勢が求められます。
シングルは意識して節約する。